お遍路で気をつける声掛けとは

普段の生活の中でも、犯罪事案として多い声掛けですがよく耳にします。

近所の小学生や中学生などへの声掛け事案もたまにあるため、人事ではない気がしますがお遍路めぐりにおいても、声掛けを発端とし犯罪に巻き込まれる例があるようです。

日本は、世界的に見ても犯罪の少ない国として有名ですが、ゆえに危機感が無く被害に遭いやすいという一面もあるため注意が必要です。

今回は事例を挙げながら、対策などについても解説していきます。

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声掛け犯罪被害の実例

声掛け事案ということで、小学生や中学生が変質者などから声をかけられる、ということを想像しますがお遍路においては少々異なります。

小学生などが一人でお遍路めぐりをすることが無いからですが、以下のような事例があります。

親切を装う強盗

四国にはお遍路さんに対してお接待、という文化が根付いていますがこれを逆に利用したものになります。

お接待としては、お金を渡す、食事や休憩所を提供するなどが一般的ですが、車で送るというのもあります。

体力的にキツさを感じている時や、山の中で困っている時などにはありがたいものですが、逆手に取った方法です。

辛そうだから車で送ろうか、困っているなら乗せて行くよ、というもので大半は親切心からですが、時に強盗の手口にもなります。

人気の無いところに連れて行き、金品を要求したりということも過去にあったようですので注意が必要です。

修行中ですので自分の足で歩きます、とやんわり断る勇気も必要でしょう。

断ってもしつこく乗っていけ、という場合は裏があると考えた方が良いでしょう。

即座に逃げるか、対抗できるようにしておくべきでしょう。

拉致や性被害

女性などは特に注意が必要ですが、声もかけずにいきなり車に連れ込まれるという可能性もあります。

金品が目的ではなく、体と言う場合も考えられます。

特に人気の無い場所を歩いていたりすると、狙われる確立も高くなりますので注意すべきでしょう。

おかしな車が付いてくる、ジロジロ見られているなどと言ったことを感じたときには、いつでも逃げられるように方法を考えておくべきでしょう。

よほど切羽詰った状況なら、警察を呼ぶことも考えなければいけません。

事が起こってからでは、せっかくのお遍路めぐりも台無しですから、用心するに越したことはありません。

犯罪者が狙う意外なもの

お遍路めぐりをしている人が、何十万の大金や装飾品を持っているとは考えにくいのですが、なぜか狙われることがあるようです。

所持品としてもせいぜい2~3万程度とカード類だと思いますが、犯罪者たちは何を狙うと思いますか?

答えは、納経帳や掛け軸などお遍路めぐりをした証となるものです。

ネットオークションを見ると、これらの品が売り出されていることがあり、時には10万円ほどの値が付くこともあるようです。

自分でめぐることの出来ない人にとっては、是非とも欲しい物ですのでお金で手に入るなら、と購入する人がいるようです。

購入する人がいるということは需要があるということですので、商売が成り立つことになります。

きちんと自分で回って納経帳を準備するより、人のを奪ったほうがてっとり早いと思いませんか?

強奪以外に、荷物の置き引きや、荷物を見ていると言って持って行ってしまう、などの方法も報告されているようですのでご注意ください。

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