お遍路めぐりは元々宗教巡礼であり、修行という色が濃いものです。
それに今のように、高性能なスマホアプリや快適な野宿グッズ、それにコンビニなども無かった時代ですので、途中で道に迷い空腹で亡くなる方もいたようです。
確かに、歩く位しか移動手段が無く、足袋を履いて歩いたり、寝るときも莚を敷いて寝る程度では体調を崩すのも頷けます。
今では、ちょっと移動すればホテルなどがあり、お腹が空けばコンビニで食べ物を買うことができ、空腹を紛らわすことも出来ます。
急病になった場合でも電話一本で救急車が到着し、病院に連れて行ってくれるので昔とは雲泥の差です。
それに修行の一環としての位置づけでしたので、主に男性が行っていたようです。
時代が変わり、最近ではお遍路めぐりも観光の一部となりつつあり、女子だけでめぐるグループもあるようです。
では、女子旅の一環として行われるお遍路めぐりについて、解説していきます。
女子旅として
バスツアーなど旅行会社の商品なっているほど、今のお遍路は観光化が進んでいます。
お遍路をする人たちのうち、7~8割がこの方法であると言われ旅行会社もいろんな特徴をアピールしてきます。
これを女性だけの集団で行うのが、女子旅を兼ねたお遍路めぐりですが気軽に行けるとあって人気があります。
観光地を織り交ぜながら、札所をいくつかめぐることで飽きが来ないようなツアーになっているようです。
女性だけということで、普段話せないような話をすることで盛り上がるでしょう。
それにお願い事もしながら回るということでお得感があります。
実際に個人や自分たちでプランを立てホテルなどを手配するよりも、安くなるので値段も安くなります。
仲良し同士で参加してみるのも良いでしょう。
女子旅をするメリット、デメリット
安くて、観光も出来、お遍路めぐりも出来るということで、良いことだらけのように見えますが、時に大きなデメリットとなることもあります。
メリットとデメリットを書いていきますので参考になさってください。
メリットとして
値段が安い、自分で手配する必要が無い、気軽気楽、体力的にあまりキツく無いなどがありますが他にもあります。
集団行動しているうちに仲がより良くなるということは、男性でも女性でも同様ですが、あまり知らないもの同士の場合仲良くなれるチャンスとなります。
特に学生などは入学を終えたGWに行うと、お互いを知り仲が良くなるきっかけにもなります。
それに旅行がしやすい暖かい時期ということもあり、気分的にも爽快になれます。
デメリットとして
男同士ですと結構サバサバした性格からか、ケンカになっても暫くしてケロっとすることが多いのですが、女性はそれが難しいことです。
女性の間でイザコザが起きると、数日間の暫くどころか数ヶ月や数年に亘って口も聞かない状態になるようです。
これが女子旅としてお遍路めぐりをしている時起きた場合、大変なことになることは想像に容易いでしょう。
酷い場合には、旅行途中で帰ってしまったり、修復が難しいことになる場合も考えられます。
ある程度性格を把握してから実施するのが良いかと思います。