お遍路が外国人に人気である理由

お遍路めぐりは四国の文化のみならず、日本の文化として知られています。

ゆえに訪れる人たちは日本各地から、つまり日本人が殆どという状況でした。

しかし、ここ数年は実際に自分の足を使ってお遍路めぐりをする外国人も増えているようです。

何故、外国人が増えて、人気になっているのか理由について説明していきます。

スポンサーリンク
ohenro-guide.comレクタングル大

オリンピックの影響

来年日本でオリンピックが開催されることは、世界でも知られていることですが、開催地として決定した頃から急増しているようです。

元々アジアの国々では、日本は観光地として有名でしたが主に東京や大阪などのメジャーな場所でした。

ある意味当然ではありますが、徐々に文化についても興味を持つ外国人が増えてきたようです。

興味を持つ過程で文化を調べていくと、東京以外にもいろいろと訪れる価値があると考えられるようになり、次第に四国文化にもスポットが当たるようになります。

オリンピックの開催地に決定したことで、より興味を持つ外国人が増え、お遍路も知られるようになったわけです。

私がめぐった10年ほど前は、観光客として札所で外国人を見ることはありましたが、お遍路めぐりの道中では見かけませんでした。

日本人のみが行うものだな、と半ば当然のように感じていたものです。

外国人の移住も関係している?

私は東北地方在住ですが、近所にも外国人の移住者が増えてきたり、勤めている会社にも入社してきているので外国人が増えていると言う実感があります。

その影響もあってか、生活圏を日本にしている上でお遍路という言葉や文化を知る機会が増えるのでしょう。

何度かテレビのお遍路特集やニュースなどでも見ていますが、特定の国から来ている訳ではないようです。

日本の文化を体験したいということもあるのでしょうし、移住者などならその気持ちも強いかもしれません。

半分骨を埋める覚悟もあるでしょうから、心身共に日本人になるという意味もあるでしょう。

いずれにしても日本人限定の文化ではありませんので、良い意味で世界に知られるだろうと思います。

宗教巡礼であるということ

お遍路めぐりは宗教巡礼という側面もありますが、外国人の多くは宗教を信仰しています。

キリスト教、イスラム教など世界を見れば多数の宗教があり、熱心な信者がいることも知られています。

巡礼も行われることがありますが、その殆どは聖地と呼ばれるゆかりのある場所へお参りする形になります。

結果として自分の住んでいる場所との往復をすることになり、行って帰ってくることになるでしょう。

しかし、お遍路めぐりは世界でも類を見ない循環型の宗教巡礼、つまりグルグルと回ることになります。

生きている間何度でも回ることが出来るので、まさに永遠の修行が出来るという訳です。

これに興味を持つ外国人が多いとの話も聞いていますので、人気の理由となっているのでしょう。

スポンサーリンク
ohenro-guide.comレクタングル大

ohenro-guide.comレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする