歩きや自転車お遍路での難所と言われる場所

お遍路めぐりを、旅行会社が企画するバスなどのツアーで行う方は多いと思います。

実際に四国お遍路をする方の約7~8割がこの方法でめぐり、四国の観光産業としての一面も担っています。

年間に数万人とも言われるお遍路人口ですが、車やバイクなど自分で運転する方法、自転車や歩きなど自分の体力を使う方法もあります。

今回はもっとも過酷といわれる自転車と歩きについて、それぞれの難所とされる場所を紹介していきます。

スポンサーリンク
ohenro-guide.comレクタングル大

自転車での難所と注意点

自転車は、平地や下り坂ではスイスイ進むことが出来、気軽で楽な乗り物です。

お遍路でも使われる乗り物ですが、上りになると途端に鉄クズ化することになります。

それに歩きのルートの中には、人が一人通れるような狭い道も存在しており自転車を押して通ることが出来ません。

次に挙げる場所は、そのよう

な上りであったり、非常に狭い道であったりし難所と化しますので知っておくと良いでしょう。

12番焼山寺までのルート

お遍路転がしとして有名なアップダウンルートですが、歩きお遍路専用ですので自転車では通れません。

大きく迂回する形になりますが、こちらも山あり谷ありになります。

全面舗装路ですが、距離が30キロにもなり2時間~半日は掛かることになります。

加えてお寺までのグネグネした急な上りが続き、途中で降りて押すしかなくなり余計に苦しくなります。

お寺まで登り切れる実力のある方はいいですが、無い方は途中でどこかに預けるなどしたほうが無難です。

27番神峯寺までのルート

雲辺寺と書こうか迷いましたが、勾配ではこちらがキツイので選びました。

別名、真縦(まったて)と呼ばれる所ですが、自転車でも高確率で途中で降りる羽目になります。

後は鉄クズ化したまま押すか、一時的にその辺に隠すかということになります。

下のお土産屋さんなどに預けるのが賢明でしょう。

歩きでの難所と注意点

歩きお遍路には、自転車と違って別なキツさがあります。

それは、平地や下りでは楽できないと言う事です。

このように自転車とは違い、どの工程でもじわじわと辛さが響いてくるものになります。

なお、代表的な難所は次のようになります。

44番大寶寺と45番岩屋寺までのルート

前の43番札所からだと60キロほど離れており、1日では歩いてはたどり着けません。

移動距離としては、23番薬王寺から次の最御崎寺までと同等の距離になりますが違う意味で辛いでしょう。

ひたすら歩くことになり、高原ということからアップダウンが続き、景色も開けないため辛さが増幅されるでしょう。

精神的に辛さが増すので難所と言えます。

それにここはルートからすると、45番が先になるため順番に44番から回りたいところですが、そうするとグルリと県道を一周するようになるのでストレスになります。

ここは打戻りと言って、45番を先にする手を使いましょう。

88番大窪寺までのルート

最後の札所と言うことで、87番長尾寺から約20キロほどあります。

距離はそれほどでもなく緩いようなキツイようなダラダラとした坂道が続きますが、最後の最後までお寺の姿が見えないことで少々不安になります。

それに大窪寺の納経が終わった後は、目の前の旅館に泊まれば良いのですがハイシーズンは一杯になっている場合があります。

これが夕方であったら、戻るにしても進むにしても数時間移動することになり、暗い山の中で一夜を過ごすことになってしまいます。

別な意味で怖い思いをすることになりますので、時間に余裕を持つといいでしょう。

理想はお昼頃に大窪寺到着ということになりますが、無理でしたら事前に旅館に予約しておくという方法も良いと思います。

スポンサーリンク
ohenro-guide.comレクタングル大

ohenro-guide.comレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする