車お遍路のモデルコースとは

皆さんは四国お遍路をする場合、どのような移動手段を選択するでしょうか?

方法としては、バスツアー、タクシー貸切ツアー、車(レンタカー含)、バイク、自転車、歩きといろいろあります。

運転しなくてもよく、食事から宿泊まで気にせず楽なのは当然ツアーですが、お金は相当な金額を払う事になるでしょう。

しかし、旅行会社も商売ですから、効率を考えてあまり山の中のお寺には行かなかったり、数か所回って終わり、というケースもありえます。

車以降の移動手段は気軽でいいのですが、自分で運転したり、食事や宿泊するホテルなどの予約も自分で行う必要があり、少々大変です。

特にバイク、自転車、歩きは体がむき出しですので、悪天候の場合には、非常に憂鬱な気持ちになります。

今回はお金もそれほど掛からず、悪天候でもある程度気にならない車での移動に絞り、モデルコースをご紹介します。

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時間がたっぷりある方向け

学生や定年退職後の方は、まとまった時間が取れると言う方が多いと思います。

その様な方は、資金が許されれば車で全ての札所を通して回るといいでしょう。

88か所のみを回る

どこの札所からスタートしても構いませんが、ナビや地図を使ってひたすら次の札所を目指します。

ただ単に移動するなら1日に300キロ以上は回れますが、札所での読経に掛かる時間と、札所が7時から17時までしか開いていないという制約があります。

ということは実質的には、1日に約200キロ程度しか回れないことになり、全行程約1400キロと言われますので1週間は掛かる計算になります。

タイムトライアルに挑戦するのもいいのですが、札所をじっくり回ってみると新しい発見があることでしょう。

別格札所も回る

四国お遍路の札所は88か所で知られていますが、実はお寺だけに限りません。

弘法大師様にゆかりのある場所も札所に指定されており、20か所存在します。

有名な場所の一例を挙げますと、愛媛県大洲にある十夜ヶ橋があり、別格札所第8番となっています。

ここは、弘法大師様が泊まるところが無く、橋の下で一夜を過ごしたが、あまりの寒さと辛さに一晩が長く感じられたことを例えたものです。

泊まるところが無かったと言われていますが、一説には違う理由であったとも言われています。

みすぼらしさを気にして誘いを断っていた、たくさんの人に誘って貰ったものの一人を選ぶことは不公平になると考えたから、という話もあります。

いずれにしても別格札所と呼ばれる場所を回ることで、違ったお遍路めぐりが出来るでしょう。

少々遠回りになるので、時間は余分に掛かりますが、有意義なものになることは間違いありません。

時間が限られている方向け

社会人などあまりまとまった時間が取れない場合は、札所全てを一気に回れません。

となると少々荒い方法になってしまいますが、思い切って時間が掛かる山の上の札所は断念すると言う手があります。

平地にあるお寺のみを巡ってしまうことで、半分ぐらいの時間で済んでしまう事になります。

3~4日で平地の札所を回ることが出来るので、時間的に効率がいいでしょう。

ただ、やはりすべての札所に回りたい、という気持ちがある方は、平地を回った後に山の上の札所を回るといいでしょう。

主に区切り打ちと言われる方法を使う事になりますが、まとまった休みを数回利用することになります。

お遍路めぐりは、順番に回らなくてはいけないと言う決まりも無いので、自分の都合で回れるところを巡ればそれでいいと思います。

なお、別格札所のみを回るという考えもありですので、実践してみるといいでしょう。

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