お遍路を自転車で行う場合の装備、難所、費用について

四国お遍路めぐりをする場合、移動手段をどうするか悩ましいところですが、修行の色を濃くしたいのでしたら体力を使うべきでしょう。

となると、動力を積んだバス、車、バイクは選択肢から外すことになり、残りは自転車か歩きと言うことになります。

今回は、歩きのように6週間も時間を掛けられない、という方のために自転車に絞り、必要な装備や費用などを解説していきます。

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自転車のタイプ

自転車はいろんなタイプがありますが、趣味で普段から乗っていると言う人以外は、スピードの出る自転車でなくても問題ありません。

むしろ、お寺が山の上にあることが多く、自転車で登りきれることはあまり無いでしょう。

余程競技などをしており、プロと呼ばれる方は別ですが、一般の方なら荷物になってしまいますので正直言って何でも良いです。

私は、3回ほど区切り打ちしましたが、それぞれ折りたたみ自転車、ママチャリ、マウンテンバイクと乗った自転車は違いました。

どれも平地では何の苦も無く軽快でしたが、上り坂になると漕ぐ事が出来ず、結局は鉄くずと化していました。

場合によっては、押して登ることを諦め、預かってもらったり、盗まれないところに隠して、体一つで登ったりもしていました。

自転車は、平地や下り坂では楽で良いのですが、上りを考えて選ぶと良いでしょう。

持って行くか、現地調達か

最初の折りたたみ自転車は、地元で買って宅急便で送りましたが、予想以上に手間と費用が掛かってしまい、失敗したなと感じました。

宅急便を受け取る場所を営業所止めにしましたが、営業所の所在が駅から遠く、たどり着くのに時間が掛かったこと。

費用については、引越しパックを使ったので1~2万円ほど掛かり、結局は自転車2台分の値段になってしまったこと。

よく調べなかった自分が悪いのですが、非常にバカなやり方だったと思いました。

2回目からは、現地についてからホームセンターに行き、自転車を買うようにしましたが、効率的には一番良いです。

ただ、現地で買う場合、売っているものをそのまま乗っていけることは少ないでしょう。

理由は、防犯登録や、点検や整備調整が必要になるためで、安全性が確認できない状態では渡してもらえません。

混んでいなければ1時間程度で引き渡されますが、予約が入っていたりするとその分後回しになってしまい、数時間掛かることもあります。

時間が無いから早く出たいんだけど、と思っても待つしかないので、もどかしく感じます。

実際に引渡しに3時間ほど掛かりましたが、四国に着くのも渋滞で時間を食い、着いたのが午後でしたので、とてももどかしく感じました。

これ以外には、現地まで自転車で移動するという手がありますが、北海道からだったらちょっと考えてしまいますね。

これも修行のうちと考えれば良いのでしょうけど。

私は似たような東北地方ですが、四国まで自転車で移動するのは時間の関係上無理でした。

必要な装備としては

自転車ということで移動は楽なのですが、あればより快適になる装備をご紹介します。

リアキャリア

ママチャリには殆ど標準装備になっていますが、リュック以外にもバッグを載せられるのでより多くの荷物を積むことができます。

その分、テントや寝袋、調理器具など以外にも、ウレタンマットやエアマット、シュラフカバーなど、より装備も充実させることが出来、結果的に快適になります。

ただ、スポーツサイクルにはリアキャリアが付いていない場合が多いので、オプションで付ける必要があります。

場合によっては、取り付けられない車種もあるので、自転車屋さんと相談してみる必要があるでしょう。

最悪の場合は諦めることも必要です。

パニアバッグ

日本一周をしている自転車で見かけますが、リアキャリアの両側にカバンが付いている場合があります。

これをパニアバッグといい、より多くの荷物を積むことができます。

ただ、重量が増すので、登り坂で押して登るのか、坂道の下で誰かに預けるのかも考えておいたほうがいいでしょう。

スタンド

以外に忘れがちですが、最近のマウンテンバイクなどのスポーツ自転車には付いていないことが多いです。

駐輪する場合には、電柱や壁などに立てかけることになりますが、以外に場所に困ることもあります。

そんな時にスタンドがあれば自立しますので、どこにでも停められます。

因みに、サイドスタンドだけでなく、センタースタンドもありますので探してみると良いでしょう。

あると便利な装備ですので、取り付けてみていかがでしょうか。

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