お遍路で行う願い事に決まりはあるのか

お遍路めぐりを行う方の殆どが、お願い事をしながら札所であるお寺をめぐると思います。

お札に住所や名前を書き、お願いしたいことを書いてお札入れに入れることになりますが、皆さん何を書いているのでしょう。

自分の幸せ、家族の健康、他人の幸せなど、人それぞれの願い事も千差万別です。

中にはお金持ちになりたい、出世したい、結婚したいという願い事もあるでしょう。

願い事に決まりがありませんが、書いてはいけないこともあるようです。

どんなことがいけない願い事とされているのか、解説していきたいと思います。

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人を貶める

人間は妬みと言う感情を持つ動物ですが、ゆえに嫉妬深いということもあるものです。

幸せに暮らしている人、自分よりよく見える人を妬むような感情もあるかと思います。

しかし、お札に誰かを貶めたり、不幸になることを望むような願い事はそぐわないはずです。

一度見ましたがある方のお札にこう書いてありました、”〇〇さんが不幸になるように”と。

偶然見てしまったものの、数日間は頭から離れず、こんなことを書いて正気なのだろうか?お遍路めぐりですることではない、と気になりました。

もはや願い事とは言えないでしょう。

呪い

人の不幸を願うことを、お札に書くというのはお遍路めぐりをしていてびっくりしましたが、たまに見かけていたのでそのうち慣れてしまいました。

人の心が荒んでいる証拠で、今の世の中を象徴しているのだと考えられるようになりました。

しかし、これを見た時にはさすがに怨念を感じてしまいました。

それが誰かを呪い殺したという願いと、呪文のような文章でした。

昔は陰陽師などのように、呪術を使い人を呪い殺す方法があったと聞いたことがありますが、それを模したのでしょうか。

そこまでしたい願いなのだろうか、と疑問にも感じてしまいました。

もちろんこんな願い事が叶うはずは無いと思っていますが。

因みに昔から言われていることですが、呪い殺した後は自分にも同じことが跳ね返ってくると。

それほど憎いということでしょうか?

お札はどうなるのか

お札は願い事を書いて、お賽銭箱に隣接するお札入れに入れることになります。

その後どうなるかというと、一枚一枚読経と共に読み上げて、弘法大師様にお伝えすることになります。

そうすることによって各自の願いが叶うと言われています。

お札は護摩符のように燃やすのだろうと思っていましたが、一部の札所では読み上げるのだそうです。

余談ですが、お札に住所や名前をきちんと書いていたら、霊感商法のような企業からDMが着たのでびっくりしました。

個人情報が書かれており持ち出されることもあると聞いていますので、住所などは番地まで書かないほうがいいかと。

このように読み上げられることにもなりますが、あまり恥ずかしくなるようなお願い事は書かない方がいいでしょう。

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